2022/4/30 おかえり太陽
2022/4/30 くもり 中潮 11:30 北東5.6㍍ 18.2℃ Mタイドプール
世間の制限がない久しぶりの大型連休が始まった。屋久島にも観光の方がたくさん来て、ひさしぶりの賑わいを感じる。前日の午前中までまるで梅雨入りしたかのようい雨が続いていたが、連休開始と共に久しぶりに太陽が戻ってきてほっとした。
晴れの合間にいろいろ、干したいものや片付けたいものもあるが、海の状況も気になる。
いつももタイドプールにいってみると、空気がひんやりしているせいか、またまた魚の姿が少ない。
ニシキベラの幼魚。
上から見ると体の縦ラインが目立つが、横から見るとこんなに極彩色。いい発色してます。
観察ケースに入れると、上から眺めるだけではわからない発見がたくさんあっておもしろい。
2022/4/10 港はレジャー施設
2022/4/10 晴れ 11:30 小潮 22.9℃ 東南東4㍍ K漁港
この時期になると、港にアジやサバの子がたくさんやって来るらしい。
春休みなこともあり、港は家族で小魚を釣るという、レジャー施設のようになり、子供達の声で賑わうようになる。
海の中も生き物がいっぱい。アジ、サバ以外にもたくさんの小さい魚たちが泳いでいた。
イシガキダイの幼魚。
鮮やかなゴールドの体色に黒い斑点。結構目立つ。
別のイシガキダイ幼魚の個体。
はじめのに比べると少し大きく、体色も黒みを帯びている。
イシガキダイは大中小、サイズも色もとりどりだったが、少しでも大きくなった個体は警戒心が強くなるのか、網で救うことができなかった。
他にも、アミモンガラの大中小がいっぱい、ボラもいっぱい、カンパチ、ブリの幼魚、ニザダイの仲間、アジやサバの子を狙ってか、Ⅰキロ以上はあるであろうアオリイカなどなど、たくさんの生き物がいた。
しかし、昨年、この時期には、藻と一緒に、バラクーダの幼魚をたくさん見かけたが、今年は全く見つけることができなかった。
2022/4/8 これも魚なんだよね
2022/4/8 晴れ 15:15 小潮 20.7℃ 北2.7㍍ M港
仕事の打ち合わせを終えて、すっきりした気持ち。天気もいいので、近所のM港へ寄ってみた。
光が差し込み、海の中もよく見える。小魚いっぱい。みんな元気に泳いでいる。
歩きながら移動していると、岸壁から少し離れたところに、木片?ごみ?流されているようだけど、進む方向は流れに逆らっている。
このときは、採集装備を持っておらず、ひとまず、スマホで撮影。
もし生き物だったとしても、この感じだと岸壁沿いに進みそうな気配があり。急いで家に道具を取りに帰る。
戻ってくると、案の定、岸壁沿いを付かず離れずで進んでいた。
網と腕を最大限伸ばしてやっと届く距離だったが、なんとか掬えた。
これは!!
港でこんな生き物に会えるとは!!
帰ってからいろいろ調べるも、はっきりしたことはわからず。
きっとオオウミウマかな?
掬ってみると思ってたよりも大きい。しかも、ピチピチ跳ねたりせず、ゆっくり体を持ち上げたり、いつもの魚たちとは違った動きに、完全にビビる。
しかも尾の先端が、触手みたい...
何かに掴まるのに特化した形状なのでしょうか。
まじまじ見れば見るほど、引いている自分がいる。
(こちらの欲で捕まえたのに、こんな言い方して申し訳ないとは思ってます。)
すぐに海にお返しする。
浮きと浮きの間のロープ沿いに、黒い点があるのがお分かりいただけるだろうか。
係留ロープに沿って、ゆっくりと(本人にとっては全速力だったと思う。)泳いでいきました。
まさか、タツノオトシゴに会えるなんて予想にもしなかったが、大きい個体になると、”かわいい!!”という雰囲気にはならないということがわかった。
そして、海にこまめに足を運ぶことが、新しい出会いに近づく第一歩ということを改めて思った1日だったのでした。
2022/3/19 今季1回目の磯採集。
202/3/19 晴れ時々くもり 13:40 大潮 17℃ 北西6㍍ Mタイドプール
”春の大潮”
こんなにわくわくするフレーズが他にあるでしょうか!いてもたってもいられません。勇んで、磯にGO!
タイドプールの中が色とりどり。
しかしまだ魚たちの気配は、少ない印象。
定番のボラ、メジナの幼魚たちしか見かけなかった。
磯の先端に行くと、流れ藻がたくさん流れ着いている。
流れ藻の下にうっかり何かいるかもと掬ってみるが魚は網に入らず、入っているのは、軽石ばかり。港を埋め尽くすほどの量は屋久島には流れ着いていないようだけど(私が知っている限りでは)流れ藻と一緒に打ち上げられている軽石は結構あった。
磯のあちこちにイワタイゲキの花が咲いていた。
この花も屋久島で春を感じる花のひとつと、個人的に思っている。
もう少し気温が上がってきたら魚もきっと増えてくると期待して、この日は終了。
2022/3/13 春になって
2022/3/13 くもり時々晴れ 長潮 15:10 北西3㍍ 22℃ K漁港
新緑もちらほら始まり、島全体が生命感に溢れています。
ドライブがてら、K漁港へ行ってみた。まだ風が冷たいが、海に差し込む光もたっぷり、鮮やかな青が春らしい。
何かいないか覗きながら歩いていると、まだら模様の小さな魚が、浮遊物の下に、ピュンと隠れたのが見えた。じっと見てると、浮遊物の下からそーっとこちらの様子を伺っている。タイミングを見計らって、網を入れて掬いとる。
イズズミの幼魚。
成魚とは全く違った全身像。どんな戦略があるのかな。
港の一番奥に行くと、隅っこに群れている小さな魚たち。
ヨスジハゼ?であっているでしょうか?
去年も春先に同じ場所に群れていた。陸から見ると、縦ラインが目立って見えて、キビナゴの様に見えた。横から見れば、尾びれの付け根にある黄色と黒の斑点が見える。写真二は写ってないが、背鰭にはうっっすらブルーのネオンカラーが入っていて、とても美しい。